NHK Eテレ:10月1日(土)から 毎週土曜 午後11:00~11:30(全12回)
昨年4~6月に放送して大きな反響を得た「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」。
坂本龍一が現在ライフワークとして、「スコラ」(スコラとはラテン語で「学校」の意味)を冠したプロジェクトに取り組んでいる。人類の生み出した偉大なる文化「音楽」の魅力を解き明かそうというこの企画をもとに、坂本氏を講師に迎え、音楽の真実を、時に学究的に、時に体感的に伝えようというテレビによる「音楽の学校」。
シーズン1では、「バッハ」「ジャズ」「ドラムとベース」の3つのテーマを取り上げたが、
10月から放送するシーズン2のテーマは「古典派」「ドビュッシー,サティ,ラヴェル」「ロックへの道」の3テーマ。講義は、「頭」で理解する、坂本とゲスト講師による対談パートと、「身体」で体感する、子供たちとともに行なうワークショップのパートからなる。
また、番組最後に紹介する、講義内容を踏まえたスペシャルライブも顕在。坂本龍一がモーツァルトやベートーベン、ドビュッシー、ラヴェルをどのように解釈して演奏するのかも必見。
さらに「ロックへの道」編では、細野晴臣、小山田圭吾らと組むスペシャルバンドで、ロックンロールを演奏する。
是非一度、坂本教授の講義に、テレビをとおして参加していただきたい。
<放送スケジュール>
2011年10月1日~22日予定 「古典派」(全4回)
現代人が最も親しんでいるであろうクラシック音楽「古典派」。バッハ以後に登場したこの音楽を、バッハから古典派にいたる道程と、ハイドン、モーツァルト、ベートヴェンの3巨人にスポットをあてる。古典派の楽曲形式の中心をなす「ソナタ形式」も解説し、古典派の音楽の魅力に迫る。
ゲスト講師:浅田彰、小沼純一、岡田暁生 演奏:坂本龍一
2011年10月29日~11月19日予定 「ドビュッシー,サティ,ラヴェル」(全4回)
20世紀の幕開けを象徴する大作曲家、クロード・ドビュッシーとモーリス・ラヴェル。ほぼ同時代を生きながら、まったく異なるアプローチで名曲を生み出した彼らと、現代音楽への道をひらいたサティ。既存の枠にとらわれることなく、自由なアプローチで、独自の音楽を生み出した彼らの真実に迫る。
ゲスト講師:浅田彰、小沼純一 演奏:坂本龍一
2011年11月26日~12月17日予定 「ロックへの道」(全4回)
現在の世界におけるポップミュージックの中心をなす音楽ジャンル「ロック」。20世紀半ばに誕生した音楽がなぜ、若者たちの心をとらえ、それまでの音楽を過去のものにしたのか。エルヴィス・プレスリーやビートルズなどを取り上げ、その魅力に迫る。
ゲスト講師:北中正和、ピーター・バラカン、高田漣 演奏:坂本龍一、細野晴臣、小山田圭吾 他