私が好きな坂本龍一10選
第11回
LEO
箏アーティスト
テレビや映画、ラジオなどで幼少期から坂本龍一さんの音楽は聴いておりましたが、自分が初めてその音楽を真剣に聴くようになり、敬愛し始めたのは16歳の頃でした。
自分は箏奏者という職業柄、日本音楽の伝統的な背景や美的感覚を核に置きながら、箏という楽器を用いて新しい音楽を生み出し続ける事を目標にしております。
坂本龍一さんの音楽家としての活動はそんな自分の志とリンクする部分が多く、その音楽に出会ってからというもの、今日までたくさんの気づきと感動を覚えながら愛聴しております。
今回は、氏が生み出してきた数多くの楽曲の中から、自分の印象に強く残っている楽曲、演奏を紹介させていただきます。
1
andata
2017年にリリースされたアルバム「async」の一曲目に収録されているこちらの曲は、バッハの音楽からのインスピレーションを大いに感じます。曲は静かに奏でられるピアノの音から始まり、それはオルガンのメロディーへと受け継がれ、様々な環境音やシンセサイザーの音に混じり聞いていてその世界にどんどんと沈んでいくような感覚を覚えます。バッハという、不動の音楽を題材にしつつ、その世界観を崩す事なく時間の流れ方や音色への価値観が一変させられるようなこの楽曲を最初に聴いた時は衝撃を覚えました。
また、音源のミックスも素晴らしく、これだけの広い音域帯のサウンドを使いながら、それぞれのテクスチャーが鮮明に聞こえてくるところにもすごいこだわりを感じます。
RZCM-86314(CD)
RZJM-86312(2LP)
async
坂本龍一
1. andata
2. disintegration
3. solari
4. ZURE
5. walker
6. stakra
7. ubi
8. fullmoon
9. async
10. tri
11. Life, Life
12. honj
13. ff
14. garden
楽曲解説
坂本龍一の最新オリジナル・アルバム『async』(2017) の冒頭曲。もともとは2009年にオーストラリアのユニット“ソロ・アンダータ”のシングル「Look For Me Here」のリミックスを依頼された際、坂本龍一が付け加えたコラールのメロディを発展させた曲。このリミックス・ヴァージョンの「Chorale | Look For Me Here」は坂本龍一のコンピレーション・アルバム『Year Book 2005-2014』(2015) に収録されている。またリミックス・アルバム『ASYNC-REMODELS』にはワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、エレクトリック・ユースによるリミックスが収録されているほか、ライヴ・ヴァージョンをアルヴァ・ノトらとの共演ライヴ盤『Glenn Gould Gathering』(2018) で聴くことができる。
2
エナジー風呂
実は、U-zhaanと鎮座DOPENESSが元々好きだった事もあり、この楽曲がリリースされた時は思わず声が出てしまったことを覚えております。Energy Flowと風呂をかけて、ユーモラスな歌詞が乗せられておりますが、それぞれのアーティストの個性が光る素晴らしいトラックだと感じました。坂本龍一さんのプリペアドピアノなどによるテクスチャーがタブラとラップが生み出す独特のグルーヴに更なる新鮮さを加えており、このコラボでないと出せないテイストにすごい中毒性があります。
エナジー風呂
U-zhaan & Ryuichi Sakamoto feat. 環ROY×鎮座DOPENESS
坂本龍一
1. エナジー風呂
楽曲解説
2019年に発表された、坂本龍一、U-zhaanに鎮座DOPENESSと環ROYがフィーチュアリングされたトラック。坂本龍一の「Energy Flow」をリワークし、そこに鎮座DOPENESSと環ROYが風呂、入浴にちなんだラップを乗せるというもの。参加メンバー全員が出演したプロモーション・ヴィデオも話題となった。当初は配信のみのリリースだったが、同年のレコード・ストア・デイに限定の7インチ・シングルとして発売された。B面は「Energy Flow」のリワーク・ヴァージョンとなっている。
3
Bibo no Aozora - instrumental
様々なアルバムに収録されているこちらの曲ですが、個人的にはTHREEのアルバムに収録されている、ヴァイオリン・チェロ・ピアノバージョンのこのテイクが非常に気に入っております。どこまでも美しいメロディーとハーモニー、途中の転調は必然性を感じつつ意外性のあるもので、何度聞いても聞き入ってしまうお気に入りの楽曲です。こちらのバージョンの個人的お気に入りポイントは後半、ピアノがテーマのメロディーを奏でながら弦が別の調性で即興的なフレーズを奏でるところです。ただただ美しいメロディーとハーモニーを聴かせるだけでも十分成立するこの曲ですが、全く違った性格のものを用いて対比を生むことで、より既存のメロディーの儚さや愛おしさを引き立てているように感じます。
RZCM-59189
THREE
坂本龍一
1. Happy End
2. The Last Emperor
3. Bibo no Aozora - instrumental
4. High Heels
5. Seven Samurai - ending theme
6. A Flower is not a Flower
7. Still Life in A
8. Nostalgia
9. Tango - instrumental
10. Merry Christmas Mr. Lawrence
11. Harakiri (Death of a Samurai) endroll - from a Takashi Miike Film ""Ichimei""
12. Tamago 2004
13. Parolibre
楽曲解説
1995年にリリースされたアルバム『SMOOCHY』に収録されたヴォーカル曲で、作詞は売野雅勇。1996年にセルフ・カヴァー・アルバム『1996』でピアノ・トリオ形式で再レコーディングされたが、2006年に公開の映画『バベル』(アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督)では、映画のために坂本龍一自身がエディットしたヴァージョンが重要なシーンで使用され、世界的に注目を集めた。2004年のアルバム『/04』『THREE』(2012)でもカヴァーされている。
4
Merry Christmas Mr. Lawrence
数多くの中でもおそらく最も有名な曲である戦場のメリークリスマスですが、2019年に発売された世界的ピアニスト、ラン・ランの演奏でこの曲を聴いた時、坂本龍一さんご本人の演奏とも全く違った景色が見え、改めてこの楽曲の素晴らしさを再認識させられました。ある意味即興的な演奏に感じられますがヴィルトゥオーソの手によって、ここまでも感情的で全くの別物の曲になるのかと、演奏家としてもすごい衝撃を受けました。
UCCG-1838/9
PIANO BOOK DELUXE EDITION
Lang Lang
Disc1
1. 1. Prelude in C Major, BWV 846 (The Well-Tempered Clavier: Book 1, BWV 846-869)
2. Bagatelle No. 25 in A Minor, WoO 59 ""Für Elise”
3. The Departure
4. 4. Presto ""Spinning Song"" (Lieder ohne Worte, Op. 67)
5. 3. Clair de lune (Suite bergamasque, L. 75)
6. 1. Doctor Gradus ad Parnassum (Children's Corner, L. 113)
7. 15. Sostenuto in D-Flat Major, C. 180 ""Raindrop"" (24 Préludes, Op. 28, C. 166-189)
8. 1. Allegro (Piano Sonata No. 16 in C Major, K. 545 ""Sonata facile"")
9. 2. Andante (Sonatina No. 1 in C Major, Op. 36)
10. 1. Presto (The School of Velocity, Op. 299)
11. 4. La Valse d'Amélie (Six Pieces for Piano, Volume 2)
12. Rêverie, L. 68
13. 3. Allegro moderato (6 Moments musicaux, Op. 94, D. 780)
14. 6. To Spring (Lyric Pieces Book III, Op. 43)
15. 8. Wilder Reiter (Album für die Jugend, Op. 68 / Part 1: Für Kleinere)
16. 2. Staccato (Villageoises: Six petites pièces enfantines pour piano, FP 65)
17. The Merry Shepherd Boy
18. Merry Christmas Mr. Lawrence (Arr. for Piano)
19. The Maiden's Prayer, Op. 4
20. 12 Variations in C Major on ""Ah, vous dirai-je Maman"", K. 265
21. Minuet No. 1 in G Major, BWV Suppl. 114
Disc2
1. 2. Eliza Aria (Arr. for Piano) (Wild Swans Suite)
2. The Celebrated Chop Waltz
3. Jasmine Flower (Arr. for Piano Solo by Schindler)
4. 2. Danza de la moza donosa (Danzas Argentinas, Op. 2)
5. Limu, limu, lima (Arr. by Schindler)
6. No. 9 ""Nimrod"" (Arr. for Solo Piano by Elgar) (Variations on an Original Theme, Op. 36 ""Enigma”)
7. Arirang (Arr. for Piano Solo by Schindler)
8. Maple Leaf Rag
9. Flowers will bloom (Arr. for Piano Solo by Schindler)
楽曲解説
『戦場のメリークリスマス』は1983年に公開された大島渚監督の映画。坂本龍一にとっては初の映画音楽の仕事になった。この映画音楽では英国アカデミー音楽賞を受賞するなど内外で高い評価を得た。なかでもテーマ曲はいまに至るも坂本龍一のトレードマークのような代表曲になり、自身のセルフ・カヴァーも含めて多くのアーティストによって世界中で演奏されている。この中国出身の世界的なピアニストによるカヴァーは、2019年のアルバム『ピアノ・ブック』に収められたもの。自らの若いときに影響を受けた楽曲を弾いてみるというのがアルバムの趣旨で、テンポや音の強弱、間合いなど、坂本龍一が弾くピアノ・ヴァージョンとは大きくちがい、楽曲のまた別の魅力を引き出している。
5
honj
アルバム「async」の中の一曲でありますが、箏の奏者として、三味線の音が使われているこちらの曲はやはりすごく印象的です。このアルバム全体を通して、平均律の調性やパルスを感じるリズムの概念から逸脱しようとする印象を受けますが、そのコンセプトが非常に日本の伝統音楽の価値観とマッチしているように個人的には感じます。三味線の音色にはさわりという糸が棹に細かく触れることによって起こるノイズ的な機能を使いますが、それが環境音と余韻の中で溶け合うこのトラック独自の体験をぜひ改めて皆さんに聴いていただきたいです。
RZCM-86314(CD)
RZJM-86312(2LP)
async
坂本龍一
1. andata
2. disintegration
3. solari
4. ZURE
5. walker
6. stakra
7. ubi
8. fullmoon
9. async
10. tri
11. Life, Life
12. honj
13. ff
14. garden
楽曲解説
2017年にリリースされたアルバム『async』の収録曲。ゲストには三味線の本條秀慈郎を迎えており、曲名もそこから。アルバムのレコーディング時期に本條秀慈郎はニューヨークに滞在しており、共演が実現した。『async』発表後も交流は続き、2019年には坂本龍一が委嘱された新曲「honji Ⅰ〜Ⅲ」がロンドンで初演されたほか、2020年には共演ライヴ『Ryuichi Sakamoto: PTP042020 with Hidejiro Honjoh』が無観客配信で行われている。
6
composition 0919
ミニマルミュージックの技法をベースに作曲されているこちらの曲ですが、その道の巨匠スティーブ・ライヒの楽曲とはまた全く違うグルーヴ感を感じることができます。おそらく相当な演奏技術を求められることだと思うのですが、個人的にはこの楽曲のライブバージョンの演奏がものすごい緊張感を感じられ、大好きです。
フルアートワーク盤: RZCM-46128
パッケージレス盤: RZCM-46129
out of noise
坂本龍一
1. hibari
2. hwit
3. still life
4. in the red
5. tama
6. nostalgia
7. firewater
8. disko
9. ice
10. glacier
11. to stanford
12. composition 0919
楽曲解説
2009年のアルバム『out of noise』の最終曲。坂本龍一のピアノ演奏を重ねたリズミカルな楽曲。2008年11月に、本人も出演したサムスン電子「SoftBank 930SC OMNIA」のCMでCMヴァージョンがアルバム発表に先駆けて使用されている。CMは定期的に新規のものが作られ、楽曲のヴァージョンも変わっていった。また、SoftBank 930SC OMNIAの購入者には『out of noise』全曲の無料ダウンロードのサービスも行われている。ライヴ・ヴァージョンは『RYUICHI SAKAMOTO PLAYING THE PIANO 2009 JAPAN SELF SELECTED』(2009)などに収録。
7
1919
自分のアルバムでも僭越ながらカバーをさせて頂いたこちらの楽曲ですが、個人的なベストテイクは「the very best of gut years 1994-1997」に収録されているライブバージョンです。6拍子で進む楽曲の中で奏でられる8音周期のオスティナートから生まれる躍動感が特徴ですが、このおすすめのテイクではライブならではのダイナミクスの変動や奥行きが感じられます。これだけ正確にピアノを奏でられ続ける技術にも感服いたします。
FLCG-3035
the very best of gut years 1994-1997
坂本龍一
1. A Flower Is Not A Flower
2. 二人の果て
3. The Other Side of Love
4. 愛してる,愛してない
5. Moving On
6. 1919
7. Jungle LIVE mix of Untitled 01−2nd Movement−Anger
8. 美貌の青空 (MICHAEL ANGELO SAULSBERRY REMIX)
9. Merry Christmas Mr. Lawrence
10. TANGO
11. Floating Along
12. A DAY IN THE PARK
13. 君と僕と彼女のこと
14. Parolibre
楽曲解説
1996年に発表されたピアノ・トリオ編成でのアルバム『1996』の収録曲。ヴァイオリンはエヴァートン・ネルソン。チェロはジャキス・モレレンバウム。アルバム中唯一の新曲で、本人も出演する三菱電機の携帯電話「ディーガ」のCMにも使用された。1919年に行われたレーニンの演説を曲に重ねており、曲名もそれに由来する。ライヴ・ヴァージョンは1997年の演奏がコンピレーション・アルバム『the very best of gut years 1994-1997』(1998)、ボックス・セット『Complete gut BOX』(2012)、2000年の演奏がライヴ・アルバム『IN THE LOBBY AT G.E.H. IN LONDON』(2001)に収録されている。
8
赤とんぼ
アルバム「UTAU」に収録されている誰もが知っているこちらの曲ですが、坂本龍一さんならではのハーモニーと大貫妙子さんの美しい日本語でカバーされたこちらのバージョンはシンプルながら、どんな演奏よりもノスタルジーと情景を感じ取ることができます。アルバムの後半ではインストゥルメンタルバージョンも収録されており、よりそのハーモニーを堪能することができますが、やはり歌とのこのバージョンで生まれる奏者の息遣いから生まれるルバートなどが個人的には聴いていて心地よいです。
RZCM-46624〜5
RZCM-46626
UTAU
大貫妙子 & 坂本龍一
Disc1
1. 美貌の青空
2. Tango
3. 3びきのくま
4. 赤とんぼ
5. 夏色の服
6. Antinomy
7. Flower
8. 鉄道員
9. a life
10. 四季
11. 風の道
Disc2 (RZCM-46624〜5)
1. 美貌の青空
2. Tango
3. koko
4. 赤とんぼ
5. 夏色の服
6. Lost theme - Femme Fatale
7. A flower is not a flower
8. Aqua
9. Geimori
楽曲解説
大貫妙子との共演アルバム『UTAU』に収録された唱歌のカヴァー楽曲。コンサート・ツアーでも毎回演奏された。原曲は大正10年にかかれた三木露風の詩に山田耕作が音楽をつけて昭和2年に発表された。発表以来、多くの人々によって歌い継がれ、数多い童謡や唱歌の中でもとくに愛されてきた一曲でもある。
9
Improvisation_20171216-01-02~J.S. Bach: Choral_BWV639
アルバム「グレン・グールド・ギャザリング」に収録されているこちらの曲ですが、優しく奏でられるピアノの上に哀愁漂うシンセの音が重なる感覚がたまりません。ライブの音源ですが、録音のクオリティが異次元に高く、スピーカーやヘッドホンで聴いた際にその空間にいるかのような錯覚を覚えるほどです。生で聞くことは叶いませんでしたが、奏でられる音とその余韻、時間だけでなく空間を漂う旋律を感じ取れる素晴らしい作品です。
RZCM-86314(CD)
RZJM-86312(2LP)
GLENN GOULD GATHERING
Alva Noto + Nilo, Christian Fennesz, Francesco Tristano, Ryuichi Sakamoto
Disc1
1. J.S.Bach(Arranged by Ryuichi Sakamoto): Choral_BWV721
2. Ryuichi Sakamoto: andata
3. Improvisation_20171216-01-01
4. Improvisation_20171216-01-02~J.S. Bach(Arranged by Ryuichi Sakamoto): Choral_BWV639
5. Improvisation_20171216-01-03~J.S. Bach(Arranged by ryuichi Sakamoto): Die Kunst der Fuge_BWV1080a - Contrapunctus I”
6. Christian Fennesz: a grandbell tragedy”
7. Alva Noto: BachGould redux”
8. Orlando Gibbons: pavan”
9. Orlando Gibbons: French Air
10. Orlando Gibbons: Alman
11. Orlando Gibbons: Italian Ground
12. Orlando Gibbons: Ground
13. Glenn Gould: Two Pieces for Piano No.1
14. Glenn Gould: Two Pieces for Piano No.2
15. Jan Pieterszoon Sweelinck: Fantasia in d
16. Francesco Tristano: Coda for Glenn (world premiere)""
Disc2
1. Lorne Tulk: Gould’s Audio Technician
2. Verne Edquist: Gould’s Piano Technician & Tuner
楽曲解説
2017年、カナダの建国150周年とグレン・グールドの生誕85周年を記念して、グレン・グールド・ファウンデーションから依頼を受けた坂本龍一が企画したのが『GLENN GOULD GATHERING』というコンサートと映像や展示、レクチャーのイベントだった。コンサートでは坂本龍一が声をかけた長年のコラボレーターであるアルヴァ・ノト+Nilo、クリスチャン・フェネス、そして初顔合わせになるフランチェスコ・トリスターノがときにソロで、あるいは共演してグールドにまつわる曲、グールドに捧げるオリジナル曲などを演奏した。本曲はグールドも演奏していたバッハのコラールで、このコンサートのために坂本龍一が編曲したもの。ライヴ・アルバム『GLENN GOULD GATHERING』(18)収録。
10
THOUSAND KNIVES
10曲目に紹介させていただくのはデビューアルバムに収録されているこちらの曲です。自分は1998年生まれなので、もちろんこの楽曲が登場したときは生まれていないのですが、僕が高校生の時初めてこの曲を聴いた時、大きな衝撃を覚えました。当時DAFT PUNKが好きでよく聴いていたのですが、それらの聴いていた楽曲よりも遥か前にリリースされたこちらの楽曲に、今まで聴いた事のない新鮮がありました。どこかアジア的な音遣いも感じさせながら、今聴いても古臭さを感じさせないグルーブ感と奥行きがあります。リズムにはブラジル音楽のインスピレーションも感じますし、今また聞き直すとなお、新しい発見がつきません。
COGQ-87
千のナイフ
坂本龍一
1. THOUSAND KNIVES
2. ISLAND OF WOODS
3. GRASSHOPPERS
4. DAS NEUE JAPANISCHE ELEKTRONISCHE VOLKSLIED
5. PLASTIC BAMBOO
6. THE END OF ASIA
楽曲解説
1978年に発表されたソロ・デビュー・アルバム『千のナイフ(THOUSAND KNIVES)』のタイトル曲。1981年にはイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)のアルバム『BGM』でリメイクされる。2005年には過去の作品をあらためてピアノで演奏したアルバム『/05』にも選曲された。発表時からソロ・コンサート、あるいはYMOのコンサートでも頻繁に演奏れており、複数のライヴ・アルバムにさまざまなアレンジで収録されている。近年のものでは『PLAYING THE PIANO 2009 JAPAN SELF SELECTED』(2009)などで聴くことができる。
LEO
箏アーティスト
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