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PENGUIN CAFE ORCHESTRA

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ペンギン・カフェ・オーケストラ(PENGUIN CAFE ORCHESTRA)は、イギリスの奇才サイモン・ジェフィーズ(Simon Jeffes)によって1976年に結成されたバンド。ヴァイオリン、オーボエ、ヴィオラ、チェロ、ウクレレ、アコーディオンなど、いろいろなアコースティック楽器の組み合わせたその音楽性は「ミニマル・サロン・ミュージックグループ」や「室内環境弦楽奏団風クールミント不思議サウンド」とも称された。 70年代半ばにブライア・イーノの主催するオブスキュアレーベルからデビューして注目を集めた。当時のいわゆる環境音楽ブームに乗って、さまざまなCMや BGMにその音楽が用いられた。半人半ペンギンのジャケットと共に、当時日本でも広く人気を誇った。現代音楽とリンクするミニマルミュージックであると同時に、サロンミュージックの要素も兼ね備えており、そして実は沢山の民族音楽のエッセンスを含んでいるというその音楽スタイルは、イージーリスニングにも適するポップなもの。

坂本龍一(『音楽図鑑』の"REPLICA")や矢野顕子らと共演("THE Snake and THE Lotus")するなど、日本とゆかりのあるグループでもあった。坂本龍一との共演を望んだのは、京都にも住んでいたことのあるサイモン・ジェフィーズ自身であったという。また1987年には、ロンドン・コンベント・ガーデンでロイヤル・バレエによる公演『トリプル・ビル』のハイライトとして新作「Still Life At Penguin Cafe」が上演されるなど、多彩な分野での活動が見られたグループ。

ますますの活躍が期待されていたが、リーダーであるサイモン・ジェフィーズは、脳腫瘍で1997年に48才の若さで死去。その為、彼の手による新曲は発表出来なくなったが、レーベルとしてのペンギン・カフェ・オーケストラは現在も幅広い活動を続けている。

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