music BATON 第26走者:水口哲也 wrote:
子供の頃はビートルズ。小4かな?あのメロディに毎日心躍らせていましたね。
カセットテープに編集して、友達の家でよく4人集まってホウキ 持ってクチパクコンサートやってた。俺ジョン、俺リンゴ、とかね。今思えばカラオケだね。高校生の頃に突如Sony presentsでMTVが始まって、ミュージックビデオの影響を大きく受けました。その頃から、僕の中で映像と音楽はセットになりました。
ちなみに過去にやってきたことの多くは、ゲームを作ったり、ミュージックビデオを作ったり、お話を書いたり作詞をしたり。そんな訳で、いろいろなミュージシャンの方に楽曲をお願いする機会が多いです。今までご一緒したのは「Rez」ではケン・イシイさん、「ルミネス」では大沢伸一さん、変わったところではマイケル・ジャクソンさんと「スペースチャンネル5」というゲームを作ったこともあったっけ。自身でもGenki Rocketsというユニットを始めています。
僕にとって、音楽はそれ自体がインスピレーション・ソースなので、四六時中聴いてます。多いのは車の中、あとは歩きながら。海外滞在中はいつも完成途中の曲を持ち歩いて、その土地でどういう気持ちで聞こえてくるか確認しています。
最近は自分でいろいろ回って録り溜めている土地の音、ハワイで撮った波の音とか、バリ島の雨の音とか、パリの路地裏の雑踏とか・・・そんなアンビエントな音に自分の好きな音楽をミックスさせながら仕事しています。
水口哲也 Tetsuya Mizuguchi
Creator / Producer
音楽とゲームの融合を続けてきた、世界を代表するゲームクリエーター。2006年にはその功績を認められ、全米プロデューサー組合(PGA)が選ぶ「Digital 50」(世界で注目すべきデジタル系クリエイター50人)に選ばれた。代表作として、『スペースチャンネル5』、『Rez』、『ルミネス』など。『Rez』は2002年欧州アルスエレクトロニカにおいてインタラクティブアート部門Honorary Mention、文化庁メディア芸術祭特別賞などを受賞。
7月には佐藤可士和氏とのコラボレーションにより、自身がサウンドプロデュースを手掛けるdocomo PRIME series「N-07A」が発売になる。また音楽ユニット「元気ロケッツ」のプロデュースなど、徐々に活動領域は広がりを見せている。
■水口日記。:http://www.mizuguchi.biz/
■元気ロケッツHP:http://www.genkirockets.com/