music BATON 第27走者:ケンイシイ wrote:
小学生の時にスペース・インベーダーの衝撃を受け、その流れでYMOを聴いたのが音楽に深く入り込むきっかけ。その後10代では通り一遍のテクノ・ポップ、UKのMuteやFactoryのものを経て、次第にD.A.F.などのジャーマン・ニューウェーブ、もっと遡ってNeuなどのクラウトロックに行き着く。
ちょうどその頃出てきたムーブメントがEBM(エレクトロニック・ボディ・ミュージック)。Nitzer EbbやMinistry、ちょっとダンス寄りでMeat Beat Manifestoなどに夢中になる。が、どのバンドもよりヘビーに、よりロックになっていくばかりなので着いていけないなあと思うようになってきた頃、ふとしたはずみでアシッド・ハウスを聴き、「あれっ、何これ?こっちのほうが面白くない?」という感情がじわじわと。
そして初期ハウス全般を一つ一つチェックしているうち、ついにデトロイト・テクノに出会う。そしてModel 500、Rhythim IsRhythim、Inner Cityの御三家の曲を聴きまくり、「これが自分がのめり込める音楽だ!」と確信した。
それ以来志向はそんなに変わってないような気がする。もちろん他ジャンルの音楽も家では聴くが、DJとして曲を選ぶ上では20年以上ずっとテクノ。でもビーチに自分用に持って行くのはダブ・レゲエ。
ケンイシイ Ken Ishii
MUSICIAN / DJ
'93年、ベルギーのテクノレーベル「R&S」からデビュー。イギリス音楽誌「NME」のテクノチャートでNo.1を獲得、その名を世界に知らしめる。
'95年、アルバム「Jelly Tones」(R&S/SONY)をリリースし、大ヒットを記録。
'96年には、「Jelly Tones」からのシングル「Extra」のビデオクリップ(映画「AKIRA」の作画監督/ 森本晃司監督作品)が、イギリスの "MTV DANCE VIDEO OF THE YEAR" を受賞。日本人として世界に通用する音作りができるパイオニア的存在として、ワールドワイドで高い評価を得ている。
'98年、長野オリンピック・オフィシャル・オープニングテーマのインターナショナル版を作曲。世界70カ国以上でオンエア。
'00年には、アメリカニュース週刊誌「News Week」で表紙を飾る。アーティスト、DJ、プロデューサー、リミキサー、として幅広く活動し、最近は1年の2/3もの時間をヨーロッパ、アジア、北/ 南アメリカ、オセアニア等、海外でのDJで過ごし、まさにインターナショナルなアーティストとして活躍している。
'04年スペイン・イビサ島で開催のダンス・ミュージック界最高峰"DJ AWARDS"でBEST TECHNO DJを受賞、名実共に世界一を獲得。
'05年は愛・地球博で政府が主催する瀬戸日本館の音楽を担当。今や彼の才能は全世界に知れ渡り、留まることを知らない。
'06年にアルバム「SUNRIZER」をリリース。
今年は日本デビュー15周年ということで、さらに多方面で精力的に活動していく。手始めに7月1日DJ MIX ALBUM「WARRIOR ON THE DECKS」~PLAY,PAUSE AND PLAY 2~をリリース。
■Ken Ishii 15th anniversary in Japan special site:
http://www.kenishii15th.com/
■Ken ishii official site:
http://www.kenishii.com/
■Release Information
KEN ISHII
日本デビュー15周年企画第一弾
DJ MIX ALBUM
「WARRIOR ON THE DECKS
~PLAY, PAUSE AND PLAY 2~」
This CHOICE!
2009/07/03 UPDATE
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Techno! The New Dance Sound of Detroit
/ Various Artists自分のやるべき音楽の方向性を決定づけたコンピレーション。これが世界にデトロイト・テクノを知らしめるきっかけになったと思う。
= アナログ盤が購入できるサイトにリンクします。オークションかも?
#028は「浅沼拓歩」さんです。