music BATON 第38走者:工藤キキ wrote:
小学生の時には全校ダンスを通してライディーンの洗礼を受けましたが、夜ヒットに出た戸川純の方が衝撃的だったことがその後をうらなってる気が......。
で、有頂天が好きだったので80年代の日本のインディーズと呼ばれてたバンドを聴いてたり、ライブハウスに通ってました。だけど音楽性が好きとゆーより、ナゴム関連のバンドはいま思えばパフォーマンスアートのようでもあり、よくわかんないけど面白い。ジャパコアはまさに恐いものみたさとゆーか......。親がポール・マッカートニーが好きだったから、ビートルズはダサイと勘違いしてて、初めて自分で買った洋楽はなぜかXTC。ビートルズはいたるところで流れているのでなんとなくは知ってるけど、いまだにアルバム丸ごと1枚聞いたことがないです。高校に入ってからクラブに行くようになったので音楽を聴く幅も広がり、CRAMPSからマッドチェスターとかUKのアシッドハウス関連、TGとかメルツバウとかのノイズミュージック、イタロハウスに、最近はAriel Pink's Haunted Graffiti......好きになった音楽はいろいろありましたが、その取っ掛かりはいつでも、どことなく、うす気味悪い感じなのかもしれません。
工藤キキ Kiki Kudo
1972年横浜生まれ。アートライター/キュレーター。著書に小説『姉妹7センセイション』、『よのなかのパロディ』(共に河出書房新社)など。08年の3月にはゼロ年代の日本の現代美術シーンの観察と、現在進行形のサブカルチャーを織り交ぜた、美術批評集「Post No Future 未分化のアートピア」(河出書房新社)をリリース。最近では、Art Zine「LET DOWN」を月一ベースで制作している。
■LET DOWN:http://letdownmag.blogspot.com/