music BATON 第44走者：カヒミ・カリィ wrote:
最近引っ越しをして、CD棚をひっくり返すような作業を久し振りにしたのですが、もう聴かないかな・・と思うアルバムが思ったよりも少なかったので驚きました。
また、年を取るごとに新しい音楽に出会い、好みのジャンルの幅がより広がったなぁと思ったのですが、基本的に、手作りのようなザラザラした感じのものが好きなのが多いかもしれません。特にここ5～6年くらいは民族音楽やジャズ、実験音楽などを聴く事が多かったのですが、こうやって自分のCDを眺めてみると、デビュー当時頃に特に好きで聴いていたゲンズブールやブリジット・フォンテーヌ、映画音楽などでさえ、ちょっとアバンギャルドな傾向が強いものに魅かれていたように思います。
今年は、結婚、妊娠、出産と忙しい一年だったのですが、やはり音楽はいつも私の周りを取り囲んでいて、一緒に動いている親友のような感じで、どこにいても頼りになりました。
妊娠中のちょうどツワリがある不安定な時期に新しいアルバムのレコーディングをしていたのですが、録音している時だけは不思議にピタッと吐き気がおさまり、逆に音はいつもよりも細かく面白く聴こえて不思議な体験でした。音楽と共に歩める人生に感謝しています。
カヒミ・カリィ
カヒミ・カリィ／Kahimi Karie
1968年生まれ。'91年デビュー以降、国内外問わず数々の作品を発表、'98年 '99年、全米でベストアルバムが発売され、NYC を皮切りにUSツアーを行う。
NHKFMのパーソナリティー、連載コラム、映画コメント執筆、字幕監修なども手掛ける。 '03年アルバム「Trapeziste」をリリース、この年から菊地成孔氏、大友良英氏のソロアルバムや、ONJOのメンバーとして欧州ツアーにも参加。'06年にモロッコで撮影された映像を収録したDVD「kochab」、大友良英氏、ジム・オルーク、ヤン富田氏との共同プロデュースによるアルバム「NUNKI」をリリース。2月のツアーを皮切りに全国各所でのフェスやイベント、彦根城400年祭の能舞台でのライブなどに出演。08年,ビクター80周年記念アルバム「Music For Nipper」をプロデュース。他、09年9月放送のNHK ドラマスペシャル「最後の戦犯」、「白州次郎」に歌唱参加など活動も多岐にわたる。'10年5月に新しいアルバム、そして自身の経験を生かし、ママ＆ベビースキンケア商品のプロデュースを手掛け、'10年春に発売を予定している。
現在「MYLOHAS.net」「SPUR- music page / musictide」でコラム連載中。
■オフィシャルHP：http://www.kahimi-karie.com/
This CHOICE!
2009/11/19 UPDATE
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in my own time / karen dalton
60年代初頭のNYフォークシーンの彗星と言われた彼女。
その独特の美しい歌声は、フォークや、ジャズ、オルタナティブ・・色々な印象が混ざっていて、一度聴いたら癖になってしまいました。
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isophonic boogie woogie / roland p.young
ジャケットを見ると、ゴチャゴチャしていますが、聴いてみるとこれが眠る静かなジャングルに迷い込んだかのような、不思議な気持ち良さ。様々なジャンルの音楽を鍋に突っ込んで、一つのスープにしたような面白さ！
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super saw / jim leonard
私の父親は、趣味でノコギリを演奏をするのですが、女性が弾くのは難しい楽器なのです。もうすぐ生まれてくる私の子供が男の子だったらやらせてみたいなぁと思い、最近聴いていたのですが、何だか笑える音で珍しいのでお薦めしてみます！
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the visitor / jim o'rourke
私の大好きで尊敬するアーティスト、ジム・オルークの新作です。
全一曲のインスト・アルバムなのですが、とても美しくてメロディアスで聴き終えると、まるでヴォーカル入りのアルバを聴いたような感じがして不思議、リピートしてずっと聴いていたい素晴らしさです。
= アナログ盤が購入できるサイトにリンクします。オークションかも？
#045は「ASA-CHANG」さんです。
