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PEEP series

2008/12/26 UPDATE #001

CASBA REIKO select PEEPING REIKO PEEPING RYUICHI

―では、一曲ずつ選曲について、一言。
令子:理由がないんだよな。多分、デニス・エドワーズのヤツは、基本的にセクシーなものとか、ソウル的なものであって。「ラッパーズ・ディライト」は、高校のときのいいと思ったものがずっとあるというので、「虹のひと部屋」は小学校のときの。
―この2曲目と3曲目の落差がすごいですね。
令子:小学校のときの思い出。で、大人になっても、だんだん詩の意味がわかってきて。「Midnight Love Call」は、不倫が多かったからかな(笑)。夜中に電話したいなって、そのもの(笑)。「ブルー・グレー・ロマンス」は、テレビ朝日の土曜ワイドって昔は意外と良くて、これも20歳差がある男女のカップルなんだけど、その最後にかかるやつで、島武実が書いているんだけど、島さんの詩ってすごい良くて。「ガラス坂」とかも書いているんだけど、すごい良くて。これはやっと見つかったみたいな詩で。
坂本:「HEY!HEY!HEY!」の音楽顧問やってるよね。
令子:ダウンテンポな感じが好きかな。「アラミー・ザ・アイラブユー」は、これはカルフォルニアな感じで、詩も好きで。それと一緒で、「スイート・スティッキー・シーン」も同じ感じ。「限りなく透明に近いブルー」の福生な、アメリカな感じ。歌謡曲ディスコみたいな。ラバー・リミテッドもソウルを感じる。あの頃の音、気持ちいい。ユーミンは小学校の青春(笑)。不良時代は小学生だけど、ドラマが良くて好きだった。3億円事件の頃の。みんな夢の中は、浜口蔵ノ助が好きだからかな。
―曲順は?
令子:曲順は全然関係ないっす。思いつき?文化(文化服装学院)行ってて、ツバキハウスのつながりで行くようになったって感じかな?
坂本:行動半径同じだね。よくいたよね?僕はそんなに行ってなかったけど、必ず行くといたよね、ほぼ毎日。
令子:いたいた。会うのはトゥールズとレッド・シューズかな。シューズ行くとみんないる。
坂本:朝4時半過ぎにくらいになると、他が全部しまっちゃうから。
令子:トミーズは?
坂本:よくいったね。
令子:トミーズは最後の曲が、〆が山下達郎で。それがホッとした。達郎とか好きっていうのは、サーファー系で自分の中で恥じてたの、選曲的に。あ〜私、カラパノとかセシリオ&カポノとか達郎とかも好きだけど、それは言えないぞ、かっこう悪いなって。ニューウェーブみたいな感じを出しているんだけど、格好はサーファーでみたいな。
坂本:ピテカンのテーブルとかで、脱いでたよね?
令子:脱いで20年以上経つから。
坂本:あれ脱ぎ始めだったの?
―フロアのところですか?脱いでたんですか?
令子:脱いでたと思う。モンク・ベリーズでも脱いでたかな。もともとはモンク・ベリーズ。で、ツバキ、モンク・ベリーズとか、あのへんをどどどどどーって。
坂本:トミーがどっかいなくなっちゃったみたいだね。
令子:いるみたいだよ。
坂本:こわいね。
令子:本当シリンって80年代の象徴かも。
坂本:僕は毎日あそこにいたよ。仕事終わると毎日帰ってたもの。象徴だよね。
令子:私、一回も行ったことないけど、イケヤさん来たじゃない?そのときに1999にいた夫婦を連れてきたの。その人たち、今夫婦でバーをやってるんだけど。で、知る人ぞ知るっていろいろ聞いたんだけど、ふたりともなんか相変わらずY’sみたいな格好してて。「あ!まだいるんだ!」って思って。会話の内容もまんまなの。すげーなーって。1999の話題も、今知る人もいないから、私もあんま行ったことないからあれなんだけど。
坂本:僕もあんまり行かなかった。なんか令子、ピテカンって印象が強いな。あれはダイちゃんだっけ?
令子:それ大弐さんのこと?クラブ・ディーのこと?あれは、茂一さん関係の夫婦で。
―ジェンティールなくなっちゃいましたよね?
令子:生きてるから。イタリアの島で。
―あーそうなんですか?
令子:洋服やシャビー・ジェー以外にもやってた。小さいところで、バッソってところ。石原さん夫婦。さちさんという奥さんと……
坂本:……初期のファッション系。
令子:話は知ってるけど、子ども過ぎて。じゃあ、シルバー・スプーンとかは?
坂本:ちょっと行ったよ。
令子:その後しか知らないんだよ。
坂本:ビギ系だよね。?お金あったんだよね。シルバー・スプーンも同じ印象かな。
令子:シルバー・スプーンは、サザビーの鈴木さん。ネーミングもすごいですよね。代官山のスワミーとかは?
坂本:行ってないな。ピテカンは、すごかったよな。
令子:すごかった。
坂本:あの辺の偽者チックなアートが80年代ちょっとあったけど、なくなってるよね。良かったよね、あれは。インチキアート、ちょっとお子様な感じで。
令子:あそこの場所メキシコ料理やさんがあって、この間、ソレグリー以来ぐらいに、はじめて行った。つくりや配置があのままで、「うわーなつかしーんですけど!」って思っちゃった。あのエリアが懐かしいもんね。アストロ(?)の千駄ヶ谷のこの辺りて、なんかなつかしいぞって思っちゃって。
坂本:で、カル・デ・サック(?)があって。
令子:カル・デ・サックも知らないの、名前しか。
坂本:カル・デ・サックも、よく行ったな〜。
―今はないんですか?
坂本:ない。その下がバー・ラジオだった。
令子:ラジオってあるの?
―もうないですよ。あそこには。
坂本:でも、二号店三号店ってのはあるよね?
令子:でも、ラジオなんて聞かないよ。昔のコピーライターとかがいそうなノリだよね。カスバも言われないようにしよう。どんな人が行ってるんだろう?
坂本:取材で行かない?
令子:ラジオ?
―そうだ。見城さんとの対談のときに、この間、行ってましたよ。
坂本:見城に最初に会ったの、多分ラジオだよ。ラジオで初対面。高橋恵子(関根恵子)さん連れてた。で、僕がズカズカって入っていって、キレイな姉ちゃんといる変な男がいるからなんだ?と思って、ポラ持ってたから、パシパシって。
令子:それ何年くらい前?
坂本:ん?30年くらい前?向こうは何だコイツ!?って思ったらしいけどね(笑)。そういう時代だよ。その頃、10代だった?
令子:ピテカンの頃は18歳。「文化」行ってね。
坂本:18歳で胸出して踊ってたんだ?
令子:多分それは、20歳になってたかな?20歳から急にキレだしたんで(笑)。まだ一応文化の学生ってなってたんで。
坂本:その頃会ってたら、面白かっただろうね。だって僕がピテカンで会ったころから、こんな感じだもんね。変わんない。
令子:でも、もっと違うハデ?
坂本:女体盛りとかやってたよね?
―本当ですか?ピテカンで?
令子:ピテカンじゃない?だってねぇ……してたかも。変わってないなぁ。
坂本:あきれてる、あきれてる(笑)。じゃあ、そんな感じでいいんじゃないんですか?
商品名

増田令子セレクト PEEP ORIGINAL CD選曲リスト

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※エントリーは締め切りました。
70's歌謡曲やソウルなど、彼女の青春時代とリンクしたナンバーがズラリ。

  • Don't look any further /
    Dennis Edwards featuring Siedah Garrett

  • Rapper's Delight /
    Sugarhill Gang

  • Midnight Love Call /
    石川セリ

  • ブルー・グレー・ロマンス /
    石川セリ

  • 知らず知らずのうちに /
    ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

  • 涙のシークレットラブ /
    ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

  • You'll Never know /
    Hi Gloss

  • La La Means I Love You /
    Delfonics

  • Fade Out(フェイド・アウト) /
    小泉今日子

  • Walkin' in the Rain With the One I Love /
    Love Unlimited

  • Sweet sticky thing /
    Ohio Players

  • グッド・ラック・アンド・グッバイ /
    荒井由美

  • どうぞこのまま /
    丸山圭子

  • みんな夢の中 /
    高田恭子

  • 不良時代 /
    沢田研二

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