commmons SPECIAL

うちだちか｜女優。特定の劇団には所属せず、オーディションを受けて多くの客演を経験。その演技力で様々な劇作家や演出家からの信頼を集める。本広克行監督『少林少女』、橋口亮輔監督『ぐるりのこと。』でスクリーンデビューも果たすなど、今なお活動の場所を拡大中。

• 内田 慈 所属事務所「吉住モーターズ」HP

三浦さんとは共通の演劇人の知り合いがいて何回か飲みの席で会っているんですが、私がウトウトするたび叩き起こされるので恐ろしい人だと思っていました。でも、その後とあるレコーディングでご一緒したのが楽しかったので、それからはイイ人だなって考えを改めてたんですけど。去年、久しぶりに偶然、三浦さんに会ったときに「あ～、そうだチカちゃん次のアルバムで歌う？」って。すごい嬉しくて「やるやる！」って言ったら「え～。そんなやる気ならどーしよかな～」と焦らされて、正式にオファーが来るまで数日間、悶々とした気持ちで待ってました。ヒドイでしょ(笑) 曲の構想はビックリしました。すっごいこと考える人がいるなあと思って。すごい緻密だし、喋るのと、歌うのと、芝居と、朗読と、リズムと、いろいろの中間で、難しいけどすごい楽しい経験でした。最終的な曲はまだ聴いてないんですけど、大変なことになってるだろうなと思います。CDを買って、歌詞カードを見て、初めて作品が全部完成するなんて、ちょーおもしろい！ ライブも楽しみ！…って言ったらまた焦らされるのかしら？ 三浦さん、今度は早めにご連絡くださいね？

「1234」

おおきみさこ｜□□□の初期を知るファンにとっては2ndアルバム『ファンファーレ』リリース時まで在籍していたアイドル的メンバーとしてもおなじみ。現在は、place called space(ギター弾き語り)、ATTA BELTERSS(ドラム)で活動。

• place called space公式HP

私はもともと、2ndアルバム『ファンファーレ』のバンドメンバーだったこともありまして。今回のお話も突然電話が掛かってきて「ちょっと歌ってほしいんだけど…だいじょうぶだいじょうぶ!!」みたいな感じだったと思います。もう、とにかく急だったんですよ！ 何も考えられないまま「行きます」って答えちゃったんですけど。早めにスケジュールを押さえていただければもっと良かったのになあって思うんですが、まあ、□□□だから仕方がないですよね…。そんな風に思っていたのが顔に出ていたからか、とにかくレコーディング中は皆とっても褒め上手で。三浦くんなんて、スタジオに美味しいお刺身を買ってきてふるまってくれて。おかげで楽しく歌えてるのがお分かりいただけるかと思います(笑) そういえば、他にも女性とコラボするって言ってたので、その方たちに迷惑がかかってないかそこだけちょっと…いや、かなり心配してます。でも個人的には楽しいレコーディングに誘ってもらえてうれしかったです。アルバムの完成を楽しみにしてますね！

「恋はリズムに乗って」

かねだともこ｜「かねとも」の愛称で知られる人気声優。身長150センチ、少女のような容姿、アニメ声の地声(ヘリウムガスを吸っても変わらなかった逸話あり)という恵まれた素材と、天然発言を繰り返すキャラクターで異彩を放つ「声優界の秘宝」「声優界の最終兵器」。

• 金田朋子 オフィシャルブログ

今回は□□□さんからのオファーでお仕事させていただいたんですが、なんで私が指名されたのかがナゾなんですよねー。私の声がヘリウムガスを吸ってもほとんど変わらない声だから、エフェクトがいらないと思われたんですかねぇ…（苦笑） とりあえず、レコーディングに向かったんですが、スタジオに着いたらなんか「ザ・ミュージシャン」って感じの不審な人がいてですね。話している内容もとても難しくって訳もわからないままに「まあまあ」って言われて歌ったんです。歌う部分が少ない割に音を取るのが難しいし、歌詞の内容も妙だし。織田信長さんの気持ちってこんなかもって。太く短く！っていうんですか。あんな感覚ですよ。こんな、もやっとした気分にさせられたのは久しぶりでした…。でも、完成したものを聴いたら宇宙人と会話してる感じで（笑）なかなか面白いものがあがったな～と思ってます！はじめは不安でしたが、すてきな曲にかかわることができて、□□□さんと一緒にお仕事できて嬉しかったです！

「あたらしいたましい」

るみ｜高校生の頃、MC般若とともにHIPHOPユニット「般若」を結成。2004年に自身のレーベルを立ち上げ、ソロ作品『Hell Me』3部作をリリース。それまでの女性ラッパーのイメージを覆す感情剥き出しのヒステリックなパフォーマンスは各方面で話題となった。

• RUMI主宰「Sanagi Recordings」 HP

□□□とは、特に面識はなかったんです。鎮座DOPENESSとか環ROYとか共通の知り合いはたくさんいたっぽいですけど。ある日突然メールでオファーがあって。送られてきたトラックを聴いてみたら乱れ打ち、だけど歌詞の指定は「ラブソングで」って書いてあって。「さらっと無茶言うわね♪ どないやねん！」ってなりましたが、負けん気に火がついて絶対歌ったる！ってお受けしました(笑) おかげで歌入れは初めて合わせたにしてはやたらスムーズに出来ました。ただ、この曲って私自身が丸裸にされているみたいで危うい！ (笑) もしかしたら私のそういう女の子な所を暴いてやろうって思ってオファーきたんですかね。一応、ライオットガールってことで通ってるんで、若干営業妨害になったりして？ でも実際に自分に非常に近いかもしれないと思って、正体がバレたような気持ちになってるのは確かです…。あ、そうそう三浦さんは同い年なのに肌がツルツルでした。今度美容法を教えてください。

「ヵゝヵゞゐ。」

まつゆう*｜モデル、プロデューサー、デザイナー、ブロガーなど様々な顔を持つ東京ガー ル。Twitterでのフォロワーは21万人以上を誇る。ネット時代における新しい女性クリエイターのあり方として注目されている。著書に『まつゆう＊のゆるゆるtwitter入門』『ツイッターで人気爆発！みんな大好きアヒル口』『チェルシーのおしゃれ入門』。

• まつゆう* 公式HP

□□□のことはTwitterで知ってました。それに「ヒップホップの初期衝動」のPVを製作した佐伯宗俊くん(black★bath)が友達っていう繋がりもあって、いつかご一緒できたらなって思ってたんです。だからこのコラボが決まったときは嬉しくって、男性パートだけ入ったデモ音源を何度も聴いて練習しましたよ。ところが当日スタジオに行ってみたら、作曲したのは村田さんなのに三浦さんしかいない。正直、本当に大丈夫かな？って不安になりましたねー。ほら、三浦さんって何ていうか…マイペースでしょう？ 何事にもゆる～くしか指示を入れないんです。一番好きな飲み物が「白湯」だっていう話で盛り上がったら、レコーディングそっちのけで「白湯Ustreamやろうよ！」とか言い出すし(笑) とにかく集中力を保つのが大変でしたね。そんなこんなで、全部終わった後で実は作者的には「エロイ感じ」を求めていたと知りました…。ええ!? 今さらって感じですけど…。本当に大丈夫でしたでしょうか？でも、まわりのスタッフには「ゆる縲怩｢感じで、クセになる」と評判です笙｡ 自分でも、今までのまつゆう*のイメージとは結構違うので、新鮮で気に入っていますけどね！

「iuai」

いとうがびん｜『パラッパラッパー』などのゲーム開発、書籍の編集・執筆、美術展のプロデュースなど、コンテンツ開発全般を手掛けるクリエイター。2008年、いすたえことデザインユニット「NNNNY」を結成。□□□のアートワーク全般を手がける、いわば影のメンバー。

• 伊藤ガビン Twitter

本当はNewアルバムリリースに向けたWEBサイトの制作を依頼されたハズだったんですが。「全部文字で作ったらおもしろいよね」って提案してみたら「ならばアルバムのジャケットもそうしよう！」「Music Videoも！」「ガビンさんお願いします」って。□□□メンバーは、これは違うなって思わない限りは「いいねー！」「おもしろいねー！」って何でも乗ってきてくれるんです。クリエイターとしてはとってもやりがいのある相手なんですが、今回はさすがにどこかで止めて欲しかったかも(笑)

今回の見所は活版印刷の歌詞カードですね。表紙のCDの形になっている印刷部分をよく見ると、全部の曲名が読めるようになってるんですよ。あと、全体に言えることなんですが最終的に入れる文章が予定より長くなっちゃったから、文字を小さくしなくっちゃいけなくなっちゃって。文字が潰れたり掠れたりしないようにって印刷所の小西さんや三木さんが頑張ってくださって何とか助かりました。職人さんってやっぱりすごいです。

Music Videoは、「ヒップホップの経年変化」はデータが消えちゃったりして思い出深いですね。最初にせいこうさんから「紋付き袴で畳の上で歌詞を申し述べる感じにしたい」ってリクエストされて。「いやいや、土下座しているだけじゃ絵にならないですよ！」って思ったんだけど、そこを歌詞の説明だけどカッコ悪くなく、かつ映像として最低限成立するように作りました。亀が登場したり、歌詞の中に出てくる人物のシルエットを出してみたりしてね。

「あたらしいたましい」は全部文字で作ろうって最初から決めていたんですが。これが大変でした…。歌ってくれるモデルさんを撮影して、プログラムに取り込んで、アニメーションに変換して、やっぱり調整しなきゃって事になってイチからやり直して…っていう作業をスタッフがふたりがかりで何度も何度も繰り返して。ところが納品の半月前になって出来上がってきた曲に合わせてみたら、デモのときよりもずっと伸びちゃってた(笑) 慌てて「□□□忘年会」で足りない部分をお客さんに協力して撮影させてもらいました。ご協力いただいた皆さんには本当に感謝してます。

さて…。そんな訳で今からWEBサイト制作と2/26・27のライブの演出を考えるんですけどね…もう胃が痛いです。commmonsのスタッフさんって基本的に前のめりなので、何を提案しても「イイですね！やりましょう」って言われて、結局全部やることになっちゃうんですよ…。お願いだから本当に誰か止めてください…。

「あたらしいたましい」「ヒップホップの経年変化」

最初、グラフィックデザイナーの机さん…じゃなくて、あっ！ いすさん。あの人から仕事の依頼が来たとき、依頼書に四角が3つ並んでいてこれは何だろうって思いましたよ。とにかく、今回はお話が急でしてねえ。依頼自体も納期ギリギリのタイミングだったのに、何時まで経っても歌詞ができないとかで、なかなか作業ができなくって。あれには困りましたねえ～。スタッフさんが毎日のように「スイマセン」って連絡くれて、申し訳ないくらいでした。納品の数も、最初に言われていた数からどんどん増えていって。しかもデザインが複雑になっちゃって…。大変でしたね。私たちのような印刷の仕事を若い人達に観て知ってもらえるいい機会だし、仕上がりも面白いものができからいいんですけどね。作業も楽しかったし。でも、できれば次はもうちょっと余裕をもってご依頼いただけると、心積もりができて、ありがたいなぁとは思いますね(笑）

樹脂版印刷作業の様子

12月に依頼が来ましてね。まあ、その時から「これは大変だろうなあ」とは思ったんですよ。慌ててウチの弟子に1月4日からバイトに来てもらって、活字を拾いはじめました。なにせ納期が短すぎて。弟子と一緒に作業をするのも、正月から働くのも、この道ウン十年の私でも初めての経験でした。中でも一番慌てたのは、「ヒップホップの経年変化」の歌詞が急に変わったって言われて、ある程度刷り始めてたのに全部やりなおしになっちゃった時かな。いやいや、男は黙ってやりましたけどね(笑) でもある程度、余裕をもっていいものを作ろうって思っていたので、どんどんスケジュールが詰まっていくのはプレッシャーでしたねえ。あと (^o^)/ って記号も入ってきたでしょ。あれなんて目の部分のフォントが存在しないもんだから、≪っていう記号の一方だけをヤスリで30分以上かけて削りとって刷りましたよ…。いやー、久しぶりに大変でした。若い人たちが活版印刷に興味をもってくれたことはすごく嬉しいんですけどね！ そんな訳で、早くココで撮影して行ったタワーレコードのポスター送ってね！ と彼らに伝えてください。

活版印刷作業の様子

新年会当日、私は会場でドリンク販売のアルバイトをする事になっていた。どうせいるならPVに出演させてもらった「00"00"00"」で踊っていいよ～！ と言われて、いざ本番。私はバイトの制服のままバーカウンターの上に踊り登った。しかし曲の途中で「PVのダンサーのマコさんです!」と紹介してもらうまで誰も私を出演者だと思ってくれず かなりの孤独感を味わった。紹介後は温かく受け入れてもらえたお陰で楽しんで踊れたが、もっと早めに誘ってくれていたら、バイト休んどいたのにぃぃぃっ!!

珍しいキノコ舞踊団 公式HP

君たち、毎回会うたびに寿司屋に連れて行ってって言うのやめてくんない？
あの、おれは絶対約束は守る男だから、ほんと。
で、新作はCDっていうの？いいの？

坂本龍一 商品一覧

これらの訴えを持ち、□□□(クチロロ)メンバー・三浦康嗣、村田シゲ、いとうせいこうを直撃取材!! カメラの前で彼らが語った事件の真相とは…？