坂本龍一+編纂チーム選
「いまだから読みたい本 ―― 3.11後の日本」
2011年7月27日発売
定価:1,000円+税
128頁
東日本大震災以降、坂本龍一と仲間たちが共有し合った
“いまだから読みたい”心に響くアンソロジー。
だれもが立ちすくんだあの日以降、坂本龍一と仲間たちは、不安に打ち勝つために
「いまだからこそ読むべき本」を互いに読み返し、共有し合った。
起きてしまった現実と、畳みかけて噴出した種々の言説と情報の大波に、われわれは
どのように向き合えばよいのだろうか――。
NY―東京間では、ソーシャルメディアを介して書評のやりとりが行われ、心を落ち
着かせ、思考を助けてくれる本のリストは増殖し、ブッククラブが形成された。
本書はそのリストを編纂チームが精選し、心にしみる文章を収録した短編集。
9・11をNYで体験し、従来も戦争や核の問題などに、社会的発言や活動を繰り
返してきた坂本龍一からの日本へのメッセージも収載。
巻末に編纂チームによる、もっと読みたい古今の名著のBOOKガイド付き。
●収録作品筆者…茨木のり子(詩人)、竹村真一(文化人類学者)、
セヴァン・カリス=スズキ(環境運動家)、丸山眞男(政治学者)、小田実(作家)、
手塚治虫(漫画家)、スベトラーナ・アレクシエービッチ(ジャーナリスト)、伊丹万作(映画監督)…ほか。