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Talvin Singh

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Talvin Singh

1970年にロンドン東部Leytonstoneで生まれたTalvin Singhは、有名なタブラ奏者、エレクトロニックミュージシャン、音楽理論家、レコードプロデューサー、DJである。
また、ソロアーティストとしては、現代アジアン・エレクトロニカの生みの親として良く知られているが、レコードプロデューサー、映像プラクティショナーとしても広く知られている。
伝統的インド芸術からインスピレーションを得たSinghは、まず1980年代のロンドンの音楽シーンでタブラ奏者として名を馳せた。
10代半ばのころ、Singhはインドを訪れ、パンジャブスクールのタブラマスターであるAcharya Pandit Laxman Singhを師と仰いだ。この経験は若きSinghに大きな影響を与え、それ以来タブラを国際的に広め続けている。
そしてUstad Sultan Khan, Rakesh Churasia, Ustad Imrat Khan, Ustad AmjadAli Khanなどインドの伝統的ミュージシャンとコラボを果たし、他アーティストにスコアを提供するなどした。 1980年代後半には、エクスペリメンタル音楽のコラボを開始した。
Sun Ra やCourtneyと共に創作活動を行い、急成長するアジアのアンダーグラウンドなサブ カル・ムーヴメントの人気を広めた。
Singhは、Bjork, Blondie, Sioux & the Banshees, Madonna, DJ Spooky, The Master Musicians of Jajouka, Jay Z, Ustad Nusrat Fateh Ali Khanなど何人もの音楽的パイオニアとコラボを果して来た。『O.K.』リリース。ネーネーズ、坂本龍一、ビル・ラズウェル、アジズ・イブラヒム(exストーン・ローゼズ)、
クリーヴランド・ワトキスやインドの若手 ミュージシャンなどをゲストに迎え、世界を旅しながら9か月間かけて作ったこのアルバムは、イギリス&アイルランドの最優秀コンテンポラリー・アーティストに与えられるマーキュリー・ミュージック・プライズを獲得した。 Singhは、1980年代後半から1990年代初頭
にインドの伝統的音楽のコンセプトを、西洋のポップス、ダンスミュージック、ジャズなどに改めて取り入れた。今までリリースしたソロアルバムは成功を収めており、OK (1998) (UKの最も名誉ある賞 ‘The South Bank Prize’ と ‘The Mercury’ を1999年受賞)や HA (2001) などがある。1998年にリリースし人気を
博したデビューアルバム”OK”は、ムンバイ、マドラス、沖縄、NY、ロンドンでレコーディングされ、坂本龍一やBill Laswell, Ustad Sultan Khan, Madras Philharmonic Orchestraなども制作に参加した。 また音楽キャリアと平行して、アートの分野でも活躍。ロンドンのクラブANOKHAをクリエイトしたり、ロン
ドンのTate Galleryでパフォーマンスを行い、ロンドンのFrith Street Galleryでサウンド・インスタレーションをクリエイトし、エクスペリメンタル・ダンスや劇場作品や映画作品に楽曲を提供した。1990年にはタブラトロニックを思い付く。これは、ハイブリッドなエレクトロニック/アナログの楽器で、奏者は様々
な音を作ることが可能になる。 Singhはユニークで唯一無二の音楽ジャンルを築いた。この先も、一見関連のない物事同士に巧みに繋がりを見出していく事だろう。アコースティックサウンドとエレクトロニックサウンド、伝統文化と現代文化…。Singhは絶え間なく音を開拓し続けてきた。自身の宇宙に存在する音・映像
の可能性を追求し続けるのだ。

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