坂本龍一完全監修による、音楽全集“commmons: schola”シリーズ。 第4巻は、Ravel(ラヴェル)。
20世紀の幕開けを象徴するフランス近代の作曲家モーリス・ラヴェル。
ラヴェル自身の指揮による《ボレロ》を含む、坂本龍一選りすぐりの音源12曲と、同時代を生きたドビュッシーと並び称されながらも、全く異なる道を歩んだ彼の、精緻でメカニカルな音楽性を紐解く鼎談・解説・年表で構成された一冊。
- 「水の戯れ」 マルタ・アルゲリッチ [1960年録音]
- 「弦楽四重奏曲 ヘ長調 ~第1楽章 アレグロ・モデラート」
アルバン・ベルグ四重奏団 [1984年録音] - 「ソナチネ ~第2楽章 メヌエット」
ヴラド・ペルルミュテール [1955年録音] - 「博物誌~第1曲 孔雀」
ガブリエル・バキエ、ダルトン・ゴールドウィン [1981年録音] - 「夜のガスパール ~第1曲 水の精」
マルタ・アルゲリッチ [1974年録音] - 「ハイドンの名によるメヌエット」
ヴラド・ペルルミュテール - 「マ・メール・ロワ ~妖精の園」
エルネスト・ブール指揮 南西ドイツ放送交響楽団 [1972年録音] - 「ダフニスとクロエ~第3部より 日の出」
ピエール・ブーレーズ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
カメラータ・シンガーズ、エイブラハム・カプラン [1975年録音] - 「ステファヌ・マラルメの3つの詩~第2曲 むなしい願い」
フェリシティ・ロット、ダルトン・ボールドウィン
ミシェル・プラッソン指揮 パリ管弦楽団室内アンサンブル - 「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ~第1楽章 アレグロ」
藤原 真理 ジャン=ジャック・カントロフ [1985年録音] - 「ピアノ協奏曲 ト長調~第3楽章 プレスト」
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
エットーレ・グラチス指揮 フィルハーモニア管弦楽団 [1957年録音] - 「ボレロ」
モーリス・ラヴェル指揮 ラムルー管弦楽団 [1930年録音]
commmons: schola第四弾は、「ボレロ」の作曲家として有名なフランスの音楽家、ラヴェルにフォーカス。
前項で取り上げたドビュッシーと同じ時代を生きながら、まったく異なる発展を遂げたラヴェル作品の魅力を坂本龍一名誉教授がアツく丁寧に解説します。
前 編
【22分24秒】
2010/01/21
1.イントロダクション
・これまでのcommmons: schola
・印象派主義音楽とは?
・ラヴェルの生い立ち
・ドビュッシー、サティとの関係
2.楽曲解説(1) ~初期・中期の楽曲~
・「水の戯れ」
・「弦楽四重奏曲 ヘ長調 ~第1楽章
アレグロ・モデラート」(教授による即興演奏あり)
・「ソナチネ ~第2楽章 メヌエット」(教授による即興演奏あり)
後 編
【18分07秒】
2010/02/11
1.楽曲解説(2) ~後半生の楽曲~
ドビュッシー、サティとの関係から探る3曲
・「ステファヌ・マラルメの3つの詩~第2曲 むなしい願い」
・「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ~第1楽章 アレグロ」
・「ボレロ」
2.次号のcommmons: schola