“CM楽曲を坂本龍一さんに作ってほしい”という、ホクレンさんからのオファーで生まれた「nord」。クライアントとクリエイター、それぞれが楽曲に託した思いとは?
―坂本龍一にCM楽曲の制作を依頼しようと思った理由は?
今回のCMでは北海道農業のバックグラウンドである雄大な大地、そこで働く人々、収穫される作物などを描くことで、北海道農業の大きなメリットである「クリーン農業」をアピールしたいと思いました。そこで、日ごろから環境問題に高い関心を持たれている坂本龍一さんに作曲を依頼してはどうかと思ったのです。
―実際に曲を聴いたときの感想は?
曲づくりに役立ててもらうため、仮編集したCMの映像を事前に坂本さんにお送りしたのですが、最初のスケッチを聴いたときは、いい意味で「裏切られた」という印象でした。スタッフの誰もが、雄大でドラマチックな曲調になるものと勝手に想像していたところに、あの明るさと軽やかさ。何度も聴き返すうちに、見事に映像に馴染んでいくメロディー。脱帽でした。
(回答者 : ホクレン農業協同組合連合会・広報宣伝課/吉田秀行さん)
―どんな心境で曲を作られましたか?
今回の経済危機以前から、北海道の経済のことをよく耳にしていましたので、北海道が元気になってくれという気持ちをこめて、またその広い風景を思い浮かべながら作りました。
―北海道の好きなものを3つ上げてください。
初めて北海道に来た時、その広い風景を見て「ここは日本じゃない」と思いました。いい意味で「異国」「ロマン」を感じます。もちろん、食もすばらしいし、女性も美しい。
―北海道地区限定CDにしようと思った理由は?
音楽には、それに即してさまざまな届け方があっていいのではないかと思い、その試みの一つとして、今回このような方法をとりました。今後も、いろいろと試していきたいと思います。
―北海道のみなさんにメッセージを。
今回のぼくのツアーでは、念願かなって久しぶりに北海道でコンサートをすることができますので、とても楽しみです。北海道が元気になりますように。
「nord」
\700(税込)
[CDシングル]
発売日:2009/4/15
北海道のみのエリア限定販売、
初回生産限定盤になります。
※commmonsmart他webサイトでの販売はございません。
116万ヘクタールのクリーンで広大な農地を持つとともに、冷涼な気候に恵まれた日本の食料基地・北海道。その大地からうまれる農畜産物を集荷・加工・流通・販売し、全国にお届けするとともに、農協・生産者の方々に農畜産物の生産に必要な資材・技術・情報を提供することを目的として農協により組織された連合会です。