HOME > commmons: schola > 【vol.11】Kenichi Tsukada & Ryuichi Sakamoto Selections: Traditional Music in Africa

commmons:schola(コモンズスコラ)


commmons: schola vol.11

Kenichi Tsukada & Ryuichi Sakamoto Selections:

Traditional Music in Africa

¥8,500(税別)
[CDアルバム]
2012/12/5発売

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商品概要

コモンズ:スコラ、シリーズ第11巻のテーマは、『アフリカの伝統音楽(Traditional Music in Africa)』。
サハラ以南の広大なアフリカ地域を覆う伝統的な音文化の特色と魅力について、坂本龍一と民族音楽学者の塚田健一氏が独自の観点から解説します。
従来の「アフリカ音楽」から想起されるステレオタイプのイメージを「音」で解体し、新たに構築するschola第11巻『アフリカの伝統音楽』をぜひお楽しみください。

■制作者クレジット
総合監修・選曲・執筆: 坂本龍一
監修・選曲・執筆・資料提供: 塚田健一
選曲補・執筆: 小沼純一
選曲補・執筆・資料提供: 分藤大翼/川瀬慈
編集:後藤繁雄/門松宏明
アート・ディレクション:中島英樹

収録曲

  1. 説話「卵を嫁にした男」/ ルヴァレ族(ザンビア)
  2. 鳥の聞きなし/ ファンティ族(ガーナ)
  3. 笛言葉 / カビエ族(トーゴ)
  4. ムヴレレ合奏/ バンダ族(中央アフリカ共和国)
  5. ムヴレレ合唱/ バンダ族(中央アフリカ共和国)
  6. 唱え言葉/ モシ族(ブルキナファソ)
  7. ラリベロッチの歌/ アムハラ族(エチオピア)
  8. 臼突き歌/ ソンバ族(ベナン)
  9. 精霊の言葉/ ダン族(コートジボアール)
  10. ンドゥンバムウェレラ/ ルヴァレ族(ザンビア)
  11. ククーワ歌謡「チャウ」/ ルヴァレ族(ザンビア)
  12. 「イェリ」/ バカ族(カメルーン)
  13. ククーワ歌謡「カンガ・ナカンガ」/ ルヴァレ族(ザンビア)
  14. 幼女の合唱/ バウレ族(コートジボアール)
  15. オンゴ・ホルン合奏/ バンダ族(中央アフリカ共和国)
  16. ワザ・トランペット合奏と歌「ワダベリ」/ ベルタ族(スーダン)
  17. 宮廷太鼓音楽フォントムフロム/ ファンティ族(ガーナ)
  18. 王室トランペット:カーカーキー合奏/ バリバ族(ベナン)
  19. 石琴独奏 / カビエ族(トーゴ)
  20. ウブフハ/ フツ族、ツチ族(ブルンジ)
  21. エンデク(木笛)独奏/ ナンデ族(コンゴ民主共和国)
  22. フェラ(土笛)とヌエフェ(竹笛)の演奏/ カビエ族(トーゴ)
  23. 水太鼓「ダンスーム」/ アシャンティ族(ガーナ)
  24. 水太鼓 / バカ族(カメルーン)
  25. 葬儀の詠唱/ セヌフォ族(コートジボアール)
  26. ドンゴ独奏/ サン(ボツワナ)

commmons: schola vol.11

Kenichi Tsukada & Ryuichi Sakamoto Selections:

Traditional Music in Africa

¥ 8,500(税別) [CDアルバム] 2012/12/5発売

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特別講義

commmons: schola第11弾は、「アフリカの伝統音楽」。
アフリカに広がる<モダン>な音の世界。
今回は、客員講師に小沼純一、分藤大翼の両氏を招いての特別講義です。
「アフリカ音楽」の魅力と歴史について、収録曲を実際に聴きながら、分かりやすく読み解きます。

前 編
【23分23秒】
2013/02/15

1. 今回のテーマ「アフリカの伝統音楽」について

2. アフリカの狩猟民族<ピグミー>の生活とくらしについて

3. 楽曲解説
説話「卵を嫁にした男」
民族集団名:ルヴァレ
国名:ザンビア共和国
録音者名: 塚田健一

「イェリ」
民族集団名:バカ
国名:カメルーン共和国
録音者名: 分藤大翼

後 編
【18分16秒】
2013/02/28

1. 楽曲解説
曲名:精霊の言葉(小鳥の仮面~水を食う仮面~パウォの仮面)
民族集団名:ダン
国名:コートジボアール共和国
録音者名: ユーゴー・ゼンプ

曲名:葬儀の詠唱
民族集団名:セヌフォ
国名:コートジボアール共和国
録音者名: ミシェル・ドゥ・ラノイ

曲名:ドンゴ独奏
民族集団名:サン
国名:ボツワナ共和国
録音者名: ジョン・ブレアリィ

2. 次号のcommmons: scholaは...

特別参考動画
【2分19秒】
2012/12/18

ラリベロッチの歌 / アムハラ族(エチオピア)
※commmons: schola vol.11 - M.7 収録

撮影・録音者名: 川瀬慈
撮影・録音時期: 2002年7月
国名:エチオピア連邦民主共和国
※ラリベロッチの女性が民家の軒先で歌う風景

"ラリベロッチ(単数:ラリベラ)"と呼ばれる唄い手たちは、エチオピアを広範に移動し、早朝に家の軒先で唄い、乞い、金や食物を受け取ると、その見返りとして人々に祝詞-を与え、次の家へと去っていく。ラリベロッチは、こうした活動を止めるとコマタ(アムハラ語でハンセン氏病の意)を患うという差別的な言説のもと、謎に満ちた集団として人-々のあいだで語られてきた。
(commmons: schola vol.11 ブックレットより抜粋)

関連動画
2013/01/15

「ラリベロッチ-終わりなき祝福を生きる-」(日本語字幕、30分)

http://www.itsushikawase.com/japanese/index.html

特別参考動画
【1分40秒】
2012/12/18

水太鼓 / バカ族(カメルーン)
※commmons: schola vol.11 - M.24 収録

撮影・録音者名: 分藤大翼
撮影・録音時期: 2005年9月4日
国名:カメルーン共和国
※川面を叩くピグミーの水太鼓の風景

バカ・ピグミーは通常、歌は女性、太鼓は男性が担当する。けれども、「水太鼓」を演奏するのは女性である。集落のそばの小川で、水浴びや洗濯をするついでに、気が向いた人-たちが水面を叩いて演奏する。収録曲は、子供たちの川遊び、独奏、二人による演奏、四人による演奏の四つのシーンを編集したものである。幾通りもの方法で巧みに水面を叩く-だけではなく、手拍子も加えて豊かなポリリズムの音楽が創り出されている。笑い声や話し声もピグミーの<音楽>には欠かせない要素である。
(commmons: schola vol.11 ブックレットより抜粋)